グローバルeコマース

最大の成果をもたらす海外販売戦略を構築

グローバルeコマースのロードマップ: 収益を期待できる販路をピンポイントで特定 — 信頼性とコスト効率の高い配送オプションを用意。

米国の大半

小売業者は、海外通販にふさわしい市場がどの国にあるのか、どうやってそこに参入するのがベストなのか、きわめて高い関心をもって検討しています。

グローバルeコマースの販売総額は、米国の国内小売販売の1.5倍を超えるペースで伸びています(2014年予測で米国11.8%に対して18.3%の伸び)。

アジア太平洋市場は、2013年に北米市場を抜いて世界最大のB2C市場になったとみられます。

 

グローバル市場の活況は明らかで、他に先駆けて海外通販を始めた業者などは、世界に広がる顧客ベースへの対応を強化するため、早くもサプライチェーンの再編成を検討するほどです。

 

では、最大の成果をもたらす海外販売戦略とは何でしょうか。 重要なのは、収益を期待できる販路をピンポイントで見つけ出すこと、そして 信頼性とコスト効率の高い配送オプションを提供することです。

弊社の調査とデータによれば、海外の購入客が好む主な商品ジャンルは、アパレル、靴、革製品、宝飾品、電化製品、家庭用品、時計/腕時計、カーペット/織物、コンピュータ、化粧品の10種類です。おおよその傾向として、消費者が最初にオンラインで買うのは、購入時に目移りが少ない品物です。買い物の手順に慣れるにつれて、さまざまなジャンルの商品をオンラインで買うようになります。うした分析を念頭に置けば、初めての海外eコマース展開でどこに力を入れるとよいか見えてくるでしょう。

 

T米国の小売業者が最適な海外戦略を打ち出し、買い物客が快適にショッピングを楽しめるオンラインストアを用意するには、3つの点に特別な注意を払う必要があります。

 

ステップ 1 : 商品の需要を評価する

米国の小売業者は、現在扱っている商品と、市場でいま人気がある商品について、正確な情報を把握していなければなりません。海外の特定の市場にターゲットを絞るべきか。扱う商品すべてをオンラインでも販売すべきか。それとも利益率の高い、あるいは人気のある一部の商品に絞るべきか。

 

ステップ 2 : 予備調査を行う

見知らぬ市場に飛び込む前に、自社の商品にグローバルな需要がどれほどあるのかをリスクと経費の少ない方法でテストして、海外eコマースの物流における課題に備えることも検討してください。オンラインモールにストアの店頭ディスプレイを設け、そこに商品カタログを並べて、訪問客や購入者がどういった層で、どの商品に人気が集まっているのか確認している業者もいます。この取り組みからは、有望な販路とプロセスについて興味深い分析が得られます。

 

商品の知名度を海外に広げたい、どの程度の市場ニーズがあるのかを明確に把握したい、あるいは単に今すぐ市場に参入したいのなら、この取り組みは海外通販への手っ取り早い入り口となるでしょう。この方法で得られた分析は、ビジネスニーズを満たす戦略を打ち出すのに役立ちます。

 

ステップ 3 : コスト効率のよい高品質サービスを目指す

買い物にオンラインショップを利用する消費者は価格に敏感です。 弊社の調査では、大多数の利用者はオンラインで商品購入を決めるときに実売価格が安いことを何よりも重視し、オンライン購入をためらわせる最大の障害が高い送料だと回答しています。この事実から、コスト効率のよい配送オプションを用意することがきわめて重要だとわかります。

消費者がオンラインショッピングに期待するのは「使いやすさ」です。 欲しい商品がすぐに見つかる。 送料、消費税、関税などを含めた総額がわかる。配達予定日が正確に計算される。 返品の手続きとアフターサービスが明確に決められ、説明がわかりやすい。 送料の異なる複数の配送オプションを用意すれば、購入客は納得できる料金で配達期間を選ぶことができます。消費者は、このような選択肢があり、自分の意思で選べることをとても歓迎します。また、商品が配達される日をコントロールできる素晴らしい手段でもあります。

 

サービスの信頼性は、消費者が求めるものです。配達にトラブルがあるとコールセンターが対応に追われ、ブランドのイメージが損なわれる恐れもあるので、販売業者にとっても信頼性は重要です。

 

海外通販で本当に難しいのは、各地域に最適な配送オプションを見つけ、適切に管理することです。各国の郵便制度では、発送物の宛先の書き方、包装の仕方が決められています。輸入と輸出についても、管理する法律が国ごとに定められています。配送できる物品とできない物品についても、各国の法律で異なります。例えば、ブラジルでは杖や傘を小包で送れません。スリランカは革製品の配送を禁じています。イタリアでは鈴、時計、トランプが禁止品目で、中国ではトランシーバー、腕時計、カメラ、自転車、ミシンの配達は違法です。消費税や関税、あるいは寸法、重量、または価格の制限も発送方法や送料に影響します。

 

送料は高額ながらドアツードアで確実に配達する1社の配送サービスにすべて任せる業者もいれば、さまざまな輸出、輸入の規制に社内で対応する組織を持つ業者もいます。しかし、米国の小売業者がグローバルeコマース ソリューション プロバイダと提携するケースは増えています。このタイプのプロバイダは、消費者がオンラインで商品選びから、購入、配送までの手続きを一貫して行えるシステムを用意し、海外通販によくある厄介な問題を減らし、売上の拡大に貢献します。

 

例えば、オンラインチェックアウトの最初の画面で送料、消費税額、関税額を計算し、総額でいくらを払えばよいのかを顧客に明朗に伝えられるのが、このサービスです。支払い総額が最初にわかるので、配送方法を選ぶ段階で初めて追加料金の存在を知って購入客が驚くことはありません。また、手頃な送料を提示することや、配達予定日を正確に計算できることも重要です。ほかにも、支払いを顧客の希望する通貨で受け付けることや、返品の手順やアフターサービスの詳細をわかりやすく明確に決めておくことなどは、検討しておきたいことです。

グローバルeコマースソリューションプロバイダと提携するメリットは主に3つあります。

第一に、海外通販のソリューションと海外宅配サービスを提供する業者を頼れば、小売業者の初期投資は最小限で済みます。必要なテクノロジとサービスは、レベニューシェアの提携関係で得ることができます。

 

第二に、こうしたプロバイダは、複数の国や宅配業者との取り引きに慣れています。一連の手続きがパッケージ化され、最大200カ国の国と地域への配達について、現地の制度変更や問題にも迅速に対応できます。

 

第三に、こうしたプロバイダと提携すれば、海外通販をすぐに始めること、コストを下げること、海外の消費者をリピーターにする快適なオンラインショッピング環境を調達することが可能です。

 

B海外通販を得意とするグローバルなeコマースソリューションプロバイダと提携した場合、米国の小売業者は、国内に集約された拠点に配送の品を送ることができます。ソリューションプロバイダは、この拠点から世界各地の配達先にコスト面で最も有利な方法で商品を運びます。

 

小売業者は、配達プロセスを合理化でき、海外通販に特有の落とし穴を避けるノウハウをパートナーから得ることができます。 規制対象となる品目について常に最新の情報を把握することから、輸出入規制の遵守、世界規模での配達追跡まで、グローバルeコマースソリューションプロバイダは、海外の顧客を相手とする販売と配送をスムーズに運用します。

 

期は熟しました。

コマースは、世界の小売業を変貌させつつあります。小売各社は、急速に拡大するeコマース市場に食い込むため、ただちに行動しなければなりません。

 

eコマースの台頭を前に、米国のほとんどの小売業者は、事業をグローバルに展開するかどうか態度を決めています。

海外通販への対応を決めた事業者が、扱う商品をよく知り、海外市場に展開するための正しいソリューションとサービスを持ち、買い物客が快適にショッピングを楽しめるオンラインストア環境を提供できるなら、グローバルなeコマース市場で成功する可能性は高いでしょう。