グローバルeコマース

越境 e コマースの課題について

商品を外国向けに販売し、発送するために乗り越えなければならないハードルについて解説します。

越境 e コマースのスムーズな運営には、複数の業者が業務を順番に分担する必要がありますこれらの当事者間で理解や意欲、緊急性への意識がばらばらだと問題が起こります。

こうした背景を理解すれば、課題に対応しそれを乗り越えることが可能です ほとんどの課題は、次のカテゴリのいずれかに分類できます。

  • 法規制の問題
  • 支払いの手段とプロセス
  • 発送と返品
  • 組織の対応度
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  • <25/><26/><27/><28/><29/><30/><31/><32/><33><34/><35/></33><36/><37/><38/><39/>: 最低限の前提として、事業を展開するには法規制への一貫性が必要です。

法規制の問題

  • 一貫性の欠如: 最低限の前提として、事業を展開するには法規制への一貫性が必要です。 しかし、e コマースを巡ってはさまざまな課題が規制当局から突きつけられるため、その判断はたびたび揺れ動きます。 米国のような先進国でも、e コマースのトランザクションに州税を課すべきか賛否が分かれるほどなので、先進国ではない国々で法規制や税制に一貫性がないことは容易に想像できるでしょう。
  • 国内企業: 一部の国では、国内企業の扱いが外資系企業とはまったく異なります。したがって、こうした国で商品をきちんと販売するには、現地法人を設立するのが有利です。
  • 法的な販売規制 : 販売できる品目とできない品目、誰に販売できて誰にできないかなど、国によって販売への規制はまちまちです。 ほとんどの国は、未成年者による物品購入を有効とみなしませんが、どの年齢を成人と定めるかは国ごとに違います。同様に、食品、アルコール、武器、骨董品などの商品カテゴリも国によって規制があります。e コマースビジネスであっても、こうした法律上の要件を満たさなければ責任を問われます。例えば、購入者の国によっては、加工食品のパッケージにラベルを貼り、原材料、栄養価、製造加工日、賞味期限をそこに明記することが義務付けられていることもあります。こうした法規制を満たさない国から商品を発送すると、購入客の国の法律を犯すことになります。
  • 法制度の明確さと強さ: これは、単に現地の法律を守るというだけでなく、必要となったときは裁判所や監督官庁に訴えを起こすということでもあります。世界には、法制度が未熟な国があります。たとえ法制度が立派でも、審理に時間がかかることが大きな問題となるケースもあります。したがって、海外に進出する e コマース業者が相手国の法規制を忠実に守ったとしても、現実には法的な権利を完全には擁護できない場合があります。

支払いの手段とプロセス
確実な支払い処理システムは、e コマースに絶対欠かせないものです。どの支払い方法が好まれるかは、国によって違います。進出を予定する市場を調査してから、支払いシステムについて検討する必要があります。日本では、コンビニでの支払いが全 e コマース代金決済の 6 分の 1 を占めます。スペインでは e コマース決済のほぼ 100% が Visa、MasterCard、American Express で行われますが、フランスではこの数値は 60% 弱に減り、ドイツでは 30% に過ぎません。面白いことに、ドイツは e コマースの市場が十分に発達した国ですが、クレジットカードの人気が高いとは言えません。インドなどのアジア諸国では、現金での購入に根強い支持があります。

顧客が好む支払い方法を受け入れる必要があります。クレジットカードを除くと、グローバルな支払いシステムは存在しません。

配送と返品


デジタルダウンロードだけで販売する場合は別として、しっかりとした発送プロセスを構築する必要があります。安定した物流システムが、オフラインに限らずオンラインの小売業者にとっても強力な競争上の利点であることは、これまで何度も証明されています。国境をまたぐ物流コストは、e コマースビジネスの成否の分かれ目となりうるものです。

しかも、これは単なるコストの問題に留まりません。信頼性と予測可能性の問題でもあります。小規模な e コマース業者ですが、商品を配送業者に渡せば仕事が完了するという前提で動いている企業を数社見たことがあります。しかし、顧客はそうは考えません。商品が無事に届くまでが販売業者の責任だと、顧客は信じて疑いません。

そして、配送のプロセスが複雑であれば、返品のプロセスも恐らく複雑でしょう。

コストや関税、書類作成といった問題のため、多くの e コマース業者は国境を越えての返品に応じられません。

組織の対応度
e コマース海外展開の制約をいくら議論したところで、業者の組織そのものに海外展開の準備があるかどうかに触れなければ不完全です。文化の違いに根ざす現地の嗜好を十分に評価したうえで、進出したい市場を深く理解する必要があります。

ここで触れたような一連の課題があるとはいえ、国境越えの e コマースはグローバル市場の成長を背景とする多大なビジネスチャンスをもたらします。賢明なアプローチを選べるなら、国境越えの e コマースから果実を収穫できるでしょう。

>- 詳しくは、こちらをご覧ください: http://blogs.pb.com/ecommerce/2014/02/04/understanding-challenges-cross-border-ecommerce/#sthash.XcANrc2v.dpuf