ロケーション インテリジェンス

新規店舗の立地計画や商圏分析にGISを活用

「店舗の新規オープンは既存店の売り上げダウンをもたらすのではないか」という課題を解決。会員のサービス向上も実現。

お客様の概要

Curvesは、地域に密着した女性限定の会員制の体操教室

女性がターゲットで、40代以上が会員の85%を占め、
30分のサーキットトレーニングを通じて、基礎代謝力の向上による健康づくりのプログラムを提供


2005年7月に東京品川区に第一号店をオープンして以来、全国に1,648店舗、73万人の会員(2015年12月現在)に成長

ビジネス目標

既存店舗の商圏と重ならないように新規店舗の出店計画をたてる

商圏分析、来店エリア分析を行う

 

 

 

利点

商圏分析、立地計画、会員の来店エリア分析などより高精度なエリアマーケティングを行うことができた

近所にあったJPSとコンサルティング契約を結び、気軽にMapInfoの使い方、エリア分析のツボ、出店のアドバイスなどコンサルティングを受けることができた 

使用した製品

概要

「『店舗の新規オープンは、既存店の売上ダウンをもたらすのではないか?』既存店舗のフランチャイズ店オーナー様の新規店舗のオープンに対する懸念は強く、どうしたら新たな店舗を出店できるのか、真剣に悩んでいました。」 株式会社カーブスジャパン 営業推進部 営業企画室 室長 山木 現一 氏
Curves Japan Co., Ltd.

既存店舗のフランチャイズのオーナーにとっては、自分の店舗の商圏に新しい店舗ができるのは、歓迎すべきことではなく、新規出店の障害になっていました。

この課題を、MapInfo製品を活用し実勢商圏を可視化、分析することてで解決し、それまで以上の出店ペースを生み出すことに成功しました。 

 

 

ビジネス ニーズ

健康体操教室は地域密着型

「カーブスは、地域密着型の体操教室だから、スポーツクラブやフィットネスクラブとはお客様のターゲットも立地も違うんです。むしろ、学習塾に近いかもしれません。
『お買い物ついでに30分で健康づくり』というコンセプトを実現するために、ビジネス街やターミナル駅の繁華街の出店は避け、職住近接の下町や住宅地を中心に店舗を出してきました。」
カーブスで店舗開発を担当する山木さんのコメントです。

カーブスジャパンは2005年2月にアメリカからフランチャイズ権を獲得して設立されました。
7月には品川区の戸越に日本1号店を開店して本格的に事業を開始。
明確な出店コンセプトに従ったフランチャイズ展開を行い、2009年には700店舗を突破。順調に事業を拡大していました。

「想定商圏は店舗から500mあまりと小さく設定していました。そのため、事業開始当初は店舗を計画しても既存店舗と商圏が重なることはなく、店舗は順調に増えていきました。設立当初からGISシステムは導入していたものの、商圏内の人口などの指標を集計するための活用にとどまり、今から考えると単純な活用だったと思います。」

ところが、ある時点からこの出店戦略に狂いが出てきます。

ウチの店の近所には新規出店しないでくれ!

事業は順調に拡大基調で、市場規模から考えると、まだまだ成長が期待できると踏んでいました。
しかし、店舗数が700を超えるあたりから、既存店舗の隙間に出店するということが困難になってきていました。
有望な出店候補地は、必ず既存店の商圏と重なってしまうという状況が生まれてきたからです。

既存店舗のフランチャイズのオーナーにとっては、自分の店舗の商圏に新しい店舗ができるのは、歓迎すべきことではありません。
一転して新規出店に障害が生まれ、「2014年に1500店舗を目指す!」という目標の達成は、いきなりの試練に立たされることになりました。

この危機にMapInfoの製品が活用され、それまで以上の出店ペースを生み出すことに成功することとなるのです。

 

ソリューション

MapInfo Pro エリアマーケティングパックは、新規店舗の立地計画や商圏分析、来店エリア分析などのエリアマーケティングの多様なニーズをMapInfoProで実現するためのパッケージです。
多くのユーザー実績を誇るMapInfo Pro の全機能に加え、アドオンツールや地図データと統計データをバンドルしたコストパフォーマンスの高い、マーケティングユーザ向けの製品です。

 

 

 

メリット

「MapInfoはフランチャイズのオーナーさんとの温度差を埋めるツールになりました。」 株式会社カーブスジャパン営業推進部 営業企画室 室長 山木 現一 氏
Curves Japan Co., Ltd.

「こんなに商圏が広かったとは!」という驚き

この試練を、より高精度な位置情報の活用を行うことで乗り切ろうと考えました。

「エリアマーケティングの分野で実績のあるJPSが、歩いて1分という近くにあることがわかりました。
電話をかけてアポを取るのももどかしく、その日のうちに予約もなしにJPSの事務所を訪れました。」と山木さんは当時を振り返ります。

MapInfo® Pro エリアマーケティングパックを導入するとともに、JPSとエリアマーケティングのコンサルティング契約を行い、まずは会員の分布状況の分析を行いました。

会員の住所をマップ上に展開し、実勢商圏を視覚化してみると、店舗から500m程度と想像していた商圏は、思いのほか広がりがあったことが明らかになりました。
まだ重なっていないだろうと考えていた商圏は、実はすでに重なりがあちこちで発生していたのです。

山木さんはこう振り返ります。「地域密着の店舗運営を行っていることもあって、会員とスタッフの絆は強く、新店舗が近くにオープンしたからといって、新しい店舗に会員が移籍するという事実は想像以上に少なかったのです。フランチャイズ店舗のオーナーさんは、会員分布のマップを見て、以前理解していた狭い商圏にこだわらず、口コミでの会員獲得を広い範囲から得るメリットを理解したのだと考えています。」

 

MapInfoで作成した会員マップが、フランチャイズのオーナーさんと本部との共通理解を築くきっかけになったのです。
その上、カーブスの店舗が増えることにより、会員様にとっては「近所に店舗が増える」というサービス向上も提供することができるようになりました。

こうして、フランチャイズ側は複数の店舗を運営して会員獲得を目指すメリットを、カーブスは売上最大化のメリットを、会員様にはサービス向上というメリットが生み出せました。