ロケーションに関する意思決定を支える

Spectrum Location Intelligence Module

位置情報に関わる高いレベルのインサイトを得られるようデザインされ、ビジネスパフォーマンスを加速的に向上させます。強力な住所ジオコーディングと効率的なルート探索のモジュールとともに活用することで高い効果が期待できます。その結果、企業活動のリスクが軽減され、業務効率と顧客満足度の両方が向上できます。

Location Intelligence Module は、空間検索とマッピング機能を実現するモジュールです。多彩な空間機能群が、RESTおよびSOAP APIを介した一連のリモートサービスおよびアクセスによって提供されます。
企業の抱えるビジネスの課題と地理空間情報を結合してビジネスや顧客の状況を視覚化し、最上級に複雑なビジネスの課題解決をサポートします。

インタラクティブなマッピングと空間分析

リッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)のユーザーインターフェイスコンポーネントとWebサービス(SOAP、REST、OGC)をベースに、インタラクティブなマッピングと空間分析のウェブサイトをすばやく作成できます。マッピングの視覚化と分析、統合的空間クエリとジオメトリ計算をサポートし、強力なアプリケーションを提供します。公開型のインターネットはもちろん、企業内のイントラネットやパートナー間を結ぶエクストラネットのWebサイト用アプリケーションも作成可能です。

 

マッピングによるビジュアル分析

Spectrumのマッピング分析の多彩なビジュアル化機能を通じて、ビジネスオペレーションにおける共通理解の明快なベースマップを描くことができ、これを基盤としたコミュニケーションが実現します。ビジネスインテリジェンス(BI)、エンタープライズ・インテリジェンス(EI)、顧客関係管理(CRM)、エンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)、監視制御とデータ収集(SCADA)などのビジネスシステムにマッピングや空間解析を統合してビジネスの意思決定を向上させることができます。

Spectrum Spatial Location Intelligence Module を導入することで、専門性が高く希少なGISアナリストに頼ることなく、既存の経営環境における空間的ビジネス分析によってビジネスの効率を高めることができます。

 

オペレーショナルロケーションインテリジェンス

ビジネスの流れの中で位置情報を活用するオペレーショナルロケーションインテリジェンスを導入することで、人の判断を介さずに自動的にビジネスの判断を下すことができるようになり、ビジネスの効率を向上できます。すなわち、空間的なビジネスルールやロジックを運用システム内に組み込むことができるようになり、ワークフローの一部でコストをかけて手作業で行っていた空間分析プロセスの組織的なオーバーヘッドが不要になります。例外処理に対する手作業による分析作業の負荷を低減することが可能になることによって、一貫したビジネスルールが成立し、瞬時に意思決定が行え、リアルタイムな対応が可能となります。

Location Intelligence module ではマウスクリックによるビジュアルにデータフローのデザインを行うことができます。このため、ビジネスのロジックや手順が変更になった際でも高い柔軟性が担保され、設定変更のオペレーションが軽減されます。

 

ビジネスデータとGISデータの統合

ビジネスデータとGISデータを取り出して空間的な要素で統合すると、その組織が所有するデータ資産の中に隠れていたロケーションの価値がまたたく間に明らかになります。XML、ファイル、Webサービス、RDBMSに含まれるビジネスデータとGISフォーマットや空間データベース内のデータを統合します。空間データベースを構築するために、複数のシステムからビジネスデータを変換します。バッチ処理やトランザクションデータを統合するウェブサービス用のデータフローを作成し、さらに空間データ統合機能を活用してさまざまな手法で得られた空間情報を統合してビジネスデータの価値を高めることができます。

ウェブもしくはデスクトップのインタラクティブなマッピングや空間分析のアプリケーションを構築していきます。

 

相互運用性

Open Geospatial Consortium (OGC) が定めるウェブマッピングサービス(WMS)、フィーチャー(WFS)、カタログ(CSW)にてデータやマップの共有が行えます。SOAPやRESTのインターフェイスを通じて同じデータやマップが共有できるため、他のITシステムやミドルウェアとの統合が容易でIT要員もGIS要員も共に空間機能へのアクセスが可能となります。

代表的な空間検索機能

領域(ポリゴン)内の点(ポイント)

地理的な領域データ(ポリゴン)と地理的な点(緯度経度)を比較することで、点がその領域に含まれるか否かを判定できます。
浸水エリア内の顧客を抽出するような場合に有効です。

線分や点からのバッファー

領域はもちろん、線分や点に一定のバッファーを与えて分析を行うこともできます。 特定の領域や路線からの影響がおよぶ範囲を設定して、その範囲の顧客を抽出するような場合に有効です。

一番近い施設を見つける

特定の地点の緯度経度を中心にして、コンパスで円を描くように空間データベースを検索していくことで、一番近い施設を見つけられます。
顧客の自宅または勤務地周辺の最寄りのサービスセンターを探すような場合に有効です。

地理データの力を活用する

Location Intelligence Moduleは、あらゆる業種や用途にフィットした主要な地理的データに対応しており、用途に応じたデータを選択できます。
洪水したエリア、活断層に近接した地域、飛行機の航路にあたる地域、特定の小学校区などの様々な領域を設定し、そこに含まれる施設の特定を行う場合に有効です。

 

Enterprise Designerにより店舗周辺3km圏の顧客抽出手順を設計します。

 

 

出力されたリストは、店舗から3km圏内の顧客です。
通常は、MapInfo ProなどのGISツールを用いて出力する必要がありますが、Spectrum SpatialではGIS的な操作不要で位置情報が取り扱えます。

 

 

上記手順で抽出した顧客をMapInfo Pro上に表示してみました。3km圏内の顧客を選択していることが確認できます。

 

その他の主な空間検索機能

  • RIA コントロール、ウェブサービス(SOAP, REST, OGC) およびデータフローを経由した空間機能への接続
  • マッピング
    • 地図、空中写真、分析地図などの地図データの作成
    • 凡例の作成
  • タイルマップ
    • ビジネスデータやベースマップデータからタイルマップを作成
    • 組み込みのキャッシング機能を利用してハイパフォーマンスなシームレスマップが実現
  • 地物のクエリ
    • 空間検索可能な MapInfo SQL (SQL 92 MM)を利用してあらゆるデータソースからの地物クエリ
    • 幅広いWHERE句、グルーピング、ソート、結合を含む100以上の 機能を有するリッチSQLのサポート (SQL 92 MM)
    • ページングサポートの組み込み
  • ジオメトリ操作
    • ジオメトリの測定 (長さ、面積、周囲長、距離)
    • 基準座標系間のジオメトリを変換
    • ジオメトリ操作(バッファ、凸包、外包、交差、結合、差分、対称差)
    • ジオメトリ関係性の決定 – (Contains、Envelopes Intersect、intersects、Within (ポリゴン内ポイントを含む)、Equals、検証)
  • カタログ化 – 地理的なメタデータによるカタログ化による地理的データの管理と検索
  • ユーザ定義によるロジックサービス (データフロー) – トランザクションデータを統合することにより、論理的な空間処理に基づくウェブサービスやバッチ処理の実行

管理機能

  • Enterprise Designer – ドラッグ&ドロップによるビジュアル化されたダイアグラム形式のデザイナーにより、トランザクションまたはバッチ処理でのデータの統合のフローが作成できます。
  • Management Console  – ユーザーとその権限管理を司り、サーバのコンテンツとデータ管理、サーバとサービスの設定とログインを管理します。
  • 管理用のAPI – ユーザーと管理権限およびサーバのコンテンツ管理を実行

セキュリティ

  • セキュアなウェブサービスとコンテンツ
  • SSLのサポート

RIA コントロールと Javascript API

  • アプリケーション内におけるロケーションインテリジェンスとマッピング機能の統合が容易に実現
  • Google マップや Bing マップなどの通常のベースマップサービス上へのビジネスデータの表示
  • OGC WMSや WFS などのサービスの実装
  • ユーザーインタフェイスの管理が即可能:
    • Map コントロール (Open Layers 2.10) – マップ上でデータを取り扱う
    • Layer/Legend コントロール – 利用できるレイヤを表示し表示/非表示を管理
    • Feature サービスの結果テンプレート – Feature サービスからの結果をテーブル、グリッド、帰すと当にバインド
    • ピュアなJavascript/HTML/CSS などのシンクライアント技術

ウェブサービス

  • 空間機能対応のアプリケーション構築
  • ビジネスプロセスへの空間ロジックの統合
  • 相互運用にフォーカスしたウェブサービスインターフェイスをサポート:
    • SOAP (WS-I Compliant)
    • REST
    • OGC Web Services (Certified)
    • SDK support for .Net and Java.

データ統合

  • 視覚的なデータデザインツールによってビジネスデータと地理的データを統合
  • データベース、ウェブサービス、ファイル、XMLなどのデータソースを統合
  • 空間データベース対応
  • ロケーションデータの統合および拡張がすばやく実現
  • トランザクションウェブサービス (SOAP/REST)によるデータフローの公開
  • バッチによるデータ統合の公開
  • Spatial、データ統合、データ品質の Spectrum Technology プラットフォーム全体の互換性

データのパッケージ

  • MapInfo Street Pro のデータパッケージが利用可能
  • Spectrum Spatial Location Intelligence Module は Pitney Bowes のデータ製品が利用可能

OGC ウェブサービスに準拠

  • Web Map Services 1.1.1 & 1.3
  • Web Feature Services 1.0
  • Catalogue Services For Web 2.0.2

対応するデータベース

  • Oracle 10g & 11g (locator only required)
  • Microsoft SQL Server 2008
  • PostGIS 1.5.2
  • XY Tables (JDBC)
  • Non Spatial Tables (JDBC)
  • MapInfo TAB File
  • ESRI Shape file
  • Autodesk SQLite FDO
  • Raster Formats (ECW, MrSID, GIF, JPEG/JPEG 2000, TIF, PNG, BMP)
  • Grid Formats (NTIF, MapInfo Grid, Northwood Grid, DTED, CADRG, ADRG, CIB)
  • Cartographic Text (MapInfo TAB File, Autodesk TextTable*)
  • Custom Data Sources – Data Provider SDK

対応ブラウザ

  • Microsoft Internet Explorer 8 & 9
  • Mozilla Firefox 10 & 11
  • Google Chrome 17 & 18
  • Safari 5 (Mac OSX only)

対応OS

  • Microsoft Windows Server 2003 & 2008 (32bit and 64bit)
  • SUSE Linux 10 & 11 (32bit & 64bit)
  • Red Hat Enterprise Linux 5 & 6 (32bit & 64bit)
  • Oracle Solaris 9 & 10
  • HP-UX v11iV3 (Itanium)
  • AIX 6.1, 7.1

*Oracle and Autodesk SQLite FDO only