MapXtreme v8.0の新機能
■ Visual Studio 2015 をサポート
Visual Studio 2012 およびそれ以前の開発用IDEはサポート外となりました。
■ OGC GeoPackage をサポート
GeoPackage は OGC (http://www.geopackage.org) が定義した地理空間情報を扱うためのオープンフォーマットです。異なるプラットフォームや製品間でのデータ互換性を高めることを目的に、SQLite ベースの拡張としてOGC により新たに定義されたものです。
■ 新しいラスタデータ形式 MRR (Multi Resolution Raster)をサポート
MRRはMapInfo Pro Advanced向けに開発された革新的なデータフォーマットです。
巨大なラスタグリッドを軽量化し、高速処理が可能となります。
■ クエリ実行中のパフォーマンスの向上
Oracle/SQL Serverテーブルに対するクエリ処理のパフォーマンスが向上しました。インサート、アップデート、クエリのパフォーマンスがMapXtreme v7.3に比べて飛躍的に高速化しています。
■ MapInfo Pro v15.2 64bit版で拡張された(NativeX)テーブルをサポート
拡張TABでは、UTF-8/UTF-16文字セットがサポートされ、また2GBを超えるサイズの MapInfo TAB と MIF/MID ファイルを扱うことができるようになりました。
■ 新たな座標系のサポート
日本測地系2011 (JGD 2011)を含む世界各地の最新の座標系を追加しました。
■ ライセンス取り扱いの変更
従来のSCP(Software Copy Protected)版がなくなり、すべてNCP版となりました。
MapXtreme v7.3の新機能
■ BingやGoogleなどのマップタイルについて、MapInfo Pro™で作成されたタイルサーバ TABファイルの表示をサポートしました。
■ デスクトップアプリケーションにおいて、Visual Studio 2013の機能を活用してセットアッププロジェクトを作成できます。
■ FDO Provider の拡張サンプルを収録しました。
■ SQLデータにおける浮動小数計算を改良しました。
■ 新たな楕円体や基準点への対応を行いました。
■ 以下の新たなシステムに対応しました。
- Visual Studio 2013
- .Net Framework 4.5.2
MapXtreme v7.2の新機能
■ Visual Studio 2012がサポートされました。
■ Windows 8 および Windows Server 2012がサポートされました。
■ ECW 5.0がサポートされました。
■ MWS ファイルに指定されたファイルパスが無効のときに、MWS ファイル読み込みエラーを処理するために使用できる、新しい例外イベントTableFileAccessErrorEvent があります。
■ 座標系のサポート
- EPSG 3111、EPSG 5845、5846、5847、5848、5849、5850、5851、5852、5853、5854、5855、5856、および 5857
- SIRGAS 2000 (EPSG 31965 ~ EPSG 31988)
- 拡張横メルカトル図法 (拡張 TM Zone 1、北半球 (WGS 84) ~ 拡張 TM Zone 60、南半球 (WGS 84))
MapXtreme v7.1の新機能
■ 64ビットのサポート
MapXtremeは、.NET Framework 4.0を基盤とする64ビットのソフトウェア開発キットです。64ビットはもちろん、32ビットいずれのデスクトップアプリケーションや、Webアプリケーションも作成できます。
64ビットアプリケーションでは、複雑な地理的オブジェクトや巨大なラスタイメージのオープン、大きなマップのエクスポートや印刷などの処理を実行するときに、大容量メモリの恩恵が受けられます。
■ WMSのサポート
OGC WMS仕様にサポートが拡張されました。WMS 1.3.0サーバの準拠テストに合格しており、WMS 1.3.0クライアントを提供しています。
また、基本認証を使用するように構成されたWMSサーバに、基本認証資格情報を提供するためのサポートが追加されました。
■ Webアプリケーションのサポート
MapXtremeには、Webアプリケーションとして作成されたWebテンプレートとサンプルを用意しました。
■ IIS 7のサポート
インターネットインフォメーションシステム(IIS) 7がサポートされました。IIS 6も引き続きサポートされます。
■ 新たな座標系のサポート
MapInfo® Proと同じ投影法および座標系がサポートされるようになりました。これに伴い新しい投影法が追加され、EPSGコードが必要に応じて更新されました。
■ テーブルID
TABファイル作成時に一意のテーブルIDが追加されるようになりました。TABファイルを開いたときにテーブルIDが含まれていなければ、IDが自動的に作成されます。このテーブルIDは、MapInfo® ProとMapInfo Managerで認識されます。
■ ワークスペースのファイル形式
ワークスペーススキーマが更新され、Name ResourcesおよびChartEffectTypeのサポートが反映されました。これによって、MapXtreme、MapInfo® Pro、およびMapInfo Manager/Spectrum Spatial間の相互運用性が向上しました。
■ ラスタハンドラとグリッドハンドラ
ラスタハンドラとグリッドハンドラで、64ビットのイメージレンダリングがサポートされました。