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年間1500時間だった納品・請求書処理業務時間が60時間に ピツニーボウズの“ハイブリッドDX”が日本サニパック株式会社にもたらした改革とは

郵便・荷物の発送、受渡しを効率化する製品やソリューションの提供で業務の効率化に寄与するピツニーボウズジャパン株式会社では、日本市場特有のニーズに応え、デジタルとアナログの両方に対応する“ハイブリッドDX”というコンセプトを打ち出しています。それによって、企業や組織が抱えるバックエンドでの負担軽減に貢献しています。

ハイブリッドDXとは、デジタル化による業務の効率化と紙ベースでのやりとりを融合させた、現代社会にマッチングするソリューション。例えば、企業や自治体、各種団体では日々の業務の中で対外的に発送する書類や郵便物が大量に発生します。ピツニーボウズでは、提供サービスによって封入や送付先の名寄せ等、従来、手作業で行われきたプロセスを自動化することで、物理的な発送作業の効率化と正確性向上に大きく寄与し、注目を集めています。

このハイブリッドDXを体現する好例が、ポリエチレン製ゴミ袋、食品保存袋、水切り袋などの製造・販売を行う伊藤忠グループ企業の日本サニパック株式会社です。1970年の創業から業界国内トップクラスのシェアを誇る同社ですが、数年前から組織横断プロジェクトとしてデジタルトランスフォーメーション(DX)化を図るべくSCMグループを立ち上げました。2020年9月からはピツニーボウズ社の封入封かん機「Relay®4500」と併せて処理プロセスの自動化ソフトウエア「PlanetPress」を正式導入。これによりIBM i(AS/400)上の基幹システムからの納品・請求書出力ワークフローおよび宛先毎に送付枚数が異なる名寄せ作業、封入封かん作業という一連のプロセスの自動化に成功しています。

それまでは人による指示が必要で、出力に大型で高額な専用プリンタと専用紙を要していた帳票関連業務のワークフローが、同ソリューションの導入により、PDF化された納品書・請求書の印刷から取引先ごとに発送枚数が異なる仕分け、封入封かんまで、一気通貫での自動化が可能に。それにより約1500時間におよぶ年間の作業時間は約60時間へと大幅に削減されています。また、以前は毎月末や年末、年度末などの繁盛期には10名ほどの業務スタッフでは対応が追いつかず、他部門の人手を借りることもありましたが、人的な負担も劇的に削減されています。

同SCMグループ デジタルトランスフォーメーション推進部部長の宇野康典氏によれば、日本サニパック社では十数年前から大口の顧客とはEDI(電子データ交換)を用い、消費者向けの販売では卸売企業とデータ連携を行うなどで紙帳票の削減に努めてきたものの、それでも小規模事業者向けの納品書が大量に発生するため、業務負荷や誤封入リスクを軽減すべく、自動化の仕組みを模索していたそうです。そんな折に展示会で出会ったのがピツニーボウズ社の製品でした。導入により、帳票をPDF化するUT/400と封入封かん機を連携させ、全体のプロセスにおいて人手がかかる工程の大幅な削減に成功。宇野氏は「我々が求めていたソリューションでした」と、笑顔を見せます。

テレワークを推進している日本サニパック社では、帳票の作成および印刷指示は在宅からリモートで行えることもあり、同ソリューションの導入はコロナ禍の事業継続にも大きな成果を上げています。
( Relay®インサーターについてはこちら、PlanetPressについてはこちらをご参照ください)

日本サニパック株式会社についての詳細はこちらから:https://www.sanipak.co.jp/

 

ピツニーボウズについて

ピツニーボウズ(ニューヨーク証券取引所:PBI)は、フォーチュン500社の90%以上の企業にテクノロジー、物流、金融サービスを提供している世界的な発送・郵送会社です。世界中の中小企業、小売、企業、政府機関のお客様が、郵便物や小包を送る際の複雑さを解消するためにピツニーボウズを利用しています。詳細については、ピツニーボウズのホームページ(www.pitneybowes.com)をご覧ください。詳細はこちらから: https://www.pitneybowes.com/jp