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ピツニーボウズが「パーセル・シッピング・インデックス(小包出荷指数)」を発表 2021年の日本の小包取扱量は92億個に

世界の小包取扱量は1,590億個に達し、毎秒5,000個の小包が出荷

小包・郵便発送分野で技術、物流、金融サービスをグローバルで提供するピツニーボウズ(ニューヨーク証券取引所:PBI) は、日本を含む世界の主要13市場における2021年のデータを収録した新しい「パーセル・シッピング・インデックス(小包配送指数)」を発表しました。この調査により、日本の総小包取扱量(宅配便・メール便合計)は、2020年に対して2%増の92億個を超え、国民一人当たりの小包配送数は年間で平均74個発生していることが明らかになりました。

同調査によると、2021年の世界の小包量は1,590億個に達しています。これは1秒あたり5,000個に相当し、配送業者の売上高は4,915億ドルに達することがわかりました。また、世界の小包量は2027年までに2,560億個に達する可能性が高く、2022年から2027年までの年平均成長率(CAGR)は8.5%になると推定されます。

*通貨は米ドル表記です

 

日本では:

  • 宅配便とメール便の総量は前年比2%増で、2020年の91億個から2021年には92億個に達しています。
  • 1秒あたりの総小包数は293個、1日あたり2,500万個に到達しています。
  • 小包の売上高は320億ドルに達し、2020年の330億ドルから3%減となりました。
  • 一人当たりの総小包数は74個に達し、2020年の72個から3%増加しました。

2016年より毎年発表し、今年7回目となった最新のピツニーボウズのシッピング・インデックスでは、2021年の小包取扱量は全地域で増加し、一人当たりの小包出荷量は平均41個となったことを示しています。世帯あたりの小包出荷量は今年のインデックスに含まれた新しい指標で、調査対象国全体で世帯あたり平均137個の小包が出荷されました。日本では1世帯あたり173個(宅配便・メール便)の小包が出荷されています。

ピツニーボウズジャパン株式会社 代表取締役社長 田邉卓也は、今回の調査発表について以下のように述べています。

「日本では、宅配便の継続的かつ力強い成長が小包総量の全体の増加を牽引し、メール便の数量は3年連続の減少から2021年にはわずかな減少にとどまりました。宅配便の力強い成長は、急激に増えているeコマース利用に牽引されており、新型コロナウイルスの感染拡大による消費者行動の変化によって、さらに加速しています。宅配便業者や小売業者は、消費者の高まる需要に対応するため、eコマースのサプライチェーンに投資しています。ここで重要なのは、発送プロセスの自動化や適切な配送会社の選択など、最適なテクノロジー・プラットフォームを導入することです。今後も、消費者の購買行動が進化し、インフレ圧力が続く中、2022年の結果を注視していきたいと思います」

 

 

2021年小包発送指数の世界的な主な調査結果は以下の通りです。

  • 小包の出荷量は2021年に1,590億個に達し、2020年の1,310億個から21%増加しています。
  •  1秒あたりの小包の出荷個数は、2020年の4,160個に対して5,000個となっています。
  • 小包の売上高は4,910億ドルに達し、2020年の4,200億ドルから17%上昇しています。
  • 2015~21年の小包取扱量のCAGRは、中国が32%と最も高く、次いでブラジルが20%となりました。
  • 2015~21年の小包売上高のCAGRは、中国が26%で最も高く、インドが15%と続いています。
  • 小包の数量では中国が引き続き最大の市場で、2020年の830億個から30%増の1,080億個に達しました。
  • 米国は、配送業者の売上高が最も高い市場であり続け、前年比16%増の1,880億ドルに達しました。
  • スウェーデンは前年比38%増と最も高い売上成長を示し、次いでインドが2020年の減少から立て直しています。2021年、インドは小包の売上高が前年比32%増となり、52億ドルに達しました。
  • イギリスでは一人当たり80個の小包を取り扱い、インデックスに含まれる13カ国の中で一人当たりの小包数が最も高いという結果が出ました。

ピツニーボウズ・パーセル・シッピング・インデックスは、アメリカ、カナダ、ブラジル、ドイツ、英国、フランス、イタリア、ノルウェー、スウェーデン、中国、日本、オーストラリア、インドの主要13カ国(人口規模は38億人)における31.5kg(70ポンド)までの企業間輸送、企業対消費者輸送、消費者向け委託輸送の貨物量と費用を測定しています。独自のデータと公開データに基づく本指数は、2016年の初回レポート以来、価値ある業界ベンチマークとして、また正確な予測を行う信頼できる情報源となっています。

地域別の詳細なデータについては電子ブックをダウンロードしてください:
https://www.pitneybowes.com/us/shipping-index.html

 

ピツニーボウズ・パーセル・シッピング・インデックスについて

ピツニーボウズ・パーセル・シッピング・インデックスは、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、ノルウェー、スウェーデン、英国、米国の31.5kg(70ポンド)までの企業間輸送、企業対消費者輸送、消費者向け委託輸送の貨物量と費用を測定しています。人口データポイントは、2020年に発行された国際通貨基金の世界経済見通しデータベースから引用しました。ピツニーボウズ・パーセル・シッピング・インデックスは13カ国にまたがり、38億5000万人のパーセル・シッピング活動を表しています。

ピツニーボウズについて

ピツニーボウズ(ニューヨーク証券取引所:PBI)は、フォーチュン500社の90%以上の企業にテクノロジー、物流、金融サービスを提供している世界的な発送・郵送会社です。世界中の中小企業、小売、企業、政府機関のお客様が、郵便物や小包を送る際の複雑さを解消するためにピツニーボウズを利用しています。詳細については、ピツニーボウズのホームページ(https://www.pitneybowes.com/jp)をご覧ください。